2022年6月18日(土)第14回日本の農業と食を考えるシンポジウム『食糧危機を乗り越える鍵は豊受式自然農にあり』開催!▶︎

来賓講演「米、麦、大豆、雑穀など穀類の自然な種子についての大事な話 種子法廃止、ゲノム編集など遺伝子改変技術と私たちはどう向き合えばよいか」

「米、麦、大豆、雑穀など穀類の自然な種子についての大事な話
種子法廃止、ゲノム編集など遺伝子改変技術と私たちはどう向き合えばよいか」

岩泉好和氏は、安全な食材の普及や地球環境問題に取り組む活動を展開し、1992年に市民団体Axis安全食糧委員会(現NPO法人アクシス委員会連合)を設立されました。その後、岩手県内自治体と連携した「有機農産物等の認証」、「循環型の地域づくり」の支援等に取り組まれてきました。2019年には農林水産省「有機JASにおけるゲノム編集技術の取扱いの検討会」委員に就任し、有機の基準に「ゲノム編集を禁止」を答申され、当面有機にはゲノム編集を認めないことになったとのことです。

本日は、「日本の食の安全という観点から、今何が起きているか」に関してわかりやすく解説されました。

日本においては、政府がアメリカとの関係から、様々な規制緩和を行い、種苗法、種子法の改正やゲノム編集技術を日本の社会に普及できるよう、法律制定や閣議決定などしてきています。

現在、ゲノム編集は政府が推進しているため、国内にどんどん出回ってきており、既にダムは崩壊寸前の状況です。

ゲノム編集したものを私たち消費者が買わなければよいのですが、ゲノム編集したものは現在表示義務はありません。そこで民間団体で安全な物に表示していく「OKシードプロジェクト」の活動が対応としてされています。

次に、日本の有機に関しては、世界の有機の潮流から外れ、あいまいな点が多く問題点があります。在来種と称するのものが、ほんとうに在来種なのか、種子の出自の確認が求められます。また日本の種子は、放射線照射された種が既に流通しているのが現状であるとのこと。

米や大豆の種はガンマ線や放射線照射されたものが流通しており、照射によって突然変異や種子のタンパク質変異等の可能性があります。

雑穀のひえ、あわ、きびも現在、ほとんど放射線照射されたものが流通しており、日本の雑穀は壊滅的で、きちんと検査して調べないと在来種かどうかわからない状況であるとのこと。

本日の講演から、日本の食糧の安全が危機的な状況に陥っていること。その中でも日本の有機に関する法律はまだ、ゲノムを禁止しているので、有機での活動を継続し、それとともに「OKシードプロジェクト」等、可能な対応をしていきたいということで締めくくられました。

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