昨日、参議院農水委員会では、法案に賛成した会派を含め「請願は重く受けとめ、今後に生かす必要がある」との意見が出されたそうです。種苗法改正案に反対された紙智子議員からTwitterで報告がありました。
「種苗法改正案の廃案を求める請願署名」
期限内に集まった約5万5千筆(日本豊受自然農からは約1万2000筆)を衆参両院国会議長へ11/30提出されました。
※現時点では6万筆(豊受1万2400筆)を超えています。
請願(署名)は、関係する両院の農水委員会で検討され、参議院については、昨日、紙智子議員より報告がありました。
「農林水産委員会で請願の取扱いが協議され、自民・公明党は種苗法が可決されたことを持って、採決に「保留」の態度をとりました。請願は全会派一致が原則ですので、採択されませんでしたが、法案に賛成した会派を含め「請願は重く受けとめ、今後に生かす必要がある」との意見が出されたそうです。
国民の声ですので、各議員に、国民からの声に耳を傾け、重く受けとめてほしいと切に願います。
今回成立の改正種苗法の施行は2021年4月ですが、登録品種の自家採種・自家増殖の一律禁止は2022年4月からです。引き続き、農家の自家採種の権利を制限し、タネを公共から外資を含む民間に譲渡し、日本の食の安全と食糧安全保障に危機的なダメージを与える今回の種苗法改悪など一連の政府の施策とその背後にあるTPPに反対します。
なお、今回の署名活動では取りまとめと事務局をいただきました農民連様には大変お世話になりました。心より感謝します。今後の署名活動は、農民連との共同署名を提案いただいた日本の種子を守る会、農民連とも請願テーマ、内容につき調整中です。決まりましたら情報公開します。すでにいただいている署名は送付ください。
なお今回の請願署名 衆参27名の国会議員に分担いただき、両院議長に提出されました。心より感謝いたします。また次回の請願提出時には与野党含めさらに多くの議員に理解・賛同を得て、国会が国民の声に耳を傾け、立法の府として正常機能していただくよう、切に望みます。
提出に協力いただいた議員一覧
紙智子議員、田村貴昭議員、石垣のりこ議員、須藤元気議員、井上哲士議員、伊藤岳議員、市田忠義議員、岩渕友議員、吉良よし子議員、倉林明子議員、小池晃議員、田村智子議員、大門実紀史議員、武田良介議員、山下芳生議員、山添拓議員、赤嶺政賢議員、笠井亮議員、穀田恵二議員、志位和夫議員、清水忠史議員、塩川鉄也議員、高橋千鶴子議員、畑野君枝議員、藤野保史議員、宮本徹議員、本村伸子議員
なお、国会質疑等の映像を含め、以下に一連の種苗法改正の情報はまとめております。ご参考ください。