「タネは誰のもの」とらこ先生舞台挨拶(UPLINK渋谷)

目次

上映会舞台挨拶

舞台挨拶付き上映会には、コロナ禍にも関わらず、ほぼ満席に近い皆様の中、上映会と 映画への出演者として、日本豊受自然農 代表、自然療法家としてとらこ先生(由井寅子)の舞台挨拶トーク 約30分が行われました。

「タネは誰のもの」のもつ大事な使命

映画「タネは誰のもの」は、日本豊受自然農 静岡県函南町の農場での野菜のタネとり、山田正彦先生、とらこ先生のシーンから始まります。舞台挨拶でとらこ先生も語っていましたが、登場する農家の方が、皆純朴で、一生懸命、よい作物をつくろうという、農家の皆さんの心根の清さに心洗われるような本当に素晴らしい映画です。映画をつくられた山田正彦先生、そして素晴らしい映画のつくりこみをしていただきました原村政樹監督への感謝からトークが始まりました。また、このような映像作品として仕上げることで、一見難しそうに思える法律に関わる問題でも、多くの人がしっかり理解できるようになるので、こういった映画には、多くの人にタネの問題を理解してもらえ、社会を変えていく力になるものと今回制作された映画「タネは誰のもの」のもつ大事な使命について語りました。

トークでは、とらこ先生が、日本でアトピーやアレルギーの患者さんがとても多いので、その原因ともなっている食べ物を、安心、安全、体を害さない、タネから自然にこだわり、栄養豊富な食べ物を自然農で提供したい、そういう思いから、15年ほど前から農業を始められたといった自己紹介などから始まりました。

トークの部分については、本当に素晴らしい、感動的なトークになりましたので、Youtube等、なにがしかの形で皆さんにも共有できればと思います。

また、舞台挨拶の前日11月17日(火)に強行採決された種苗法改定案について、山田元農相、印鑰さんからも今回の種苗法改定、タネの問題を全体的構造も教えていただいたことへの感謝。そしてこれは農家として今、立ち上がらないといけないと思って種苗法改定の問題には、農業法人あげて、顧客、関係者の皆さまとも取り組んでいることなど、その思いを短い時間の中ですがトークの中で余すことなく話されました。

特に今回の衆議院での審議の中継をみていても、政府も与党も、国民の方を向いていないことは明らか。農業や国民の命や健康より、お金を大事にするような、今の日本を間違った方向を向かせていこうとしている時には、農家、市民、国民1人1人が立ち上がることが大事であることを力強く訴えました。

また、種苗法改定など、種の権利が奪われた後に日本でも予想されることを具体的にイメージしやすいようにと、既に多国籍企業(農薬・化学・種苗メジャー)に種子を握られるとどのような悲劇が待ち受けているのとかということを、よりイメージしやすくするために2つの映像作品が上映されました。

モンサントに綿花のタネを握られて25万人とも言われる農民が自殺に追い込まれたインドの映像。

世界第3位の大豆の輸出国で遺伝子組み換えの大豆栽培が大規模に行われ、セットで使われる除草剤が空中散布され地域住民に先天奇形やガンが多発し大きな社会問題になっているアルゼンチンの映像(印鑰さんが日本語訳)を皆さんに観ていただきました。

映像を見ながら。泣いている方も何人もおられました。トークの終わったあとの拍手は、とっても大きく長く続くものとなりました。

豊受の自然農場で自家採種されたタネが展示

舞台のところには、映画でも紹介されました豊受の自然農場で自家採種されたタネたちが展示されましたので、それを見学したり一緒に記念写真を撮る方、また入り口でとらこ先生と記念写真をという方も多く、賑やかなトークとなりました。

公式サイトからはオンライン視聴も可能

今は種苗法改定というタネに関する大きな問題がありますので、この映画は各地で上映会開催が予定されていますが公式サイトからはオンライン視聴も可能です。

また、UPLINK渋谷では、来週もロードショーが行われ、山田正彦先生なども舞台挨拶で登壇されます。ぜひこの機会に映画に足を運ぶことで #種苗法改正案を廃案に の運動を応援しましょう。

終了後、とらこ先生は前日受け取った150筆の署名を持って国会へ向かいました。

皆さまからお預かりした署名の累計は1万1665筆となりました。この思いが国会へ届きますように!

\ 最新情報は各SNSでも配信中!フォローお待ちしています /

目次