戦後、日本伝来の米、麦、大豆の固定種・在来種での農業を支えてきた種子法がこの4月に廃止され、今春の種苗法の農林省の省令による改正で野菜の自家採種まで将来日本ではできなくなる危機まで現実化してきています。また、表示規制の変更により「遺伝子組み換えの大豆不使用」の表示もできなくなる時代になるかもしれません。また、農薬、化学肥料により微生物が創りだしてきた土壌が急速に失われているという大変な問題もあります。こういった中、日本では種子(たね)や農薬や化学肥料依存の農業の問題について、無関心のままでよいのでしょうか。
日本豊受自然農では5月12、13日にはは、この分野での最新の情報提供や解決策を提案できる先生方山田正彦(弁護士・元農相)さん、印鑰智哉(世界の食問題研究家)さん、小名木善行(国史研究家)さん、安田節子(VISION21主宰)さん、杉田かおる(女優)さんなどの先生方にもお集まりいただき、また代表の由井寅子、自然な種子の農業から六次産業化での農業・地域の活性化や、健康和食、食育にも取り組む日本豊受自然農の農業のスタッフのリレートークやフラーエッセンスの東昭史さんが登壇、クライアントさんの体験発表もあるなど、「種子は大事!第7回 日本の農業と食のシンポジウム in 京都」(副題 -日本の食の安全と、農林業の未来への提言-」)を日本の種子(たね)を守る会の後援もいただき開催し、毎日新聞京都版、環境社会新聞、環境農業新聞などでも記事掲載されるなど大きな反響がありました。(参加者の感想)(講演者ブログ 日本の食の安全が危ない)(開催への由井寅子大会長メッセージ)
また、実際、米国ではお母さん方の活動が発端になってオーガニック、NON GMOのマーケットが大きく伸びたり、欧州では発がん物質とわかったGM作物栽培と組み合わせて使われる除草剤グリホサートについて欧州議会が禁止の方向を示したり、インドでも遺伝子組換作物の特許に高裁が違憲判決を示すなど、日本以外の国々では、既に種子を守る運動やNON GMO、オーガニックや自然な農業への動きが社会を動かす大きな流れになってきています。そして今回は、南米の市民、農民たちが祖先伝来の種をとる農業を守り、その権利を勝ち取ってきたドキュメンタリー映画「種子(たね) みんなのもの? それとも企業の所有物?」を由井寅子&印鑰智哉上映挨拶に引き続き、日本で制作されたプラスαの解説映像とともに上映します。
私たちの世代、そして子供たちの世代の食の安全や健康に関わる大事なお話しであり、日本農業の未来をも左右する大事なテーマです。この機会に、まず多くの方に、種子は大事! 今回のテーマの本質的な部分を知っていただき、1人ひとりが自分の問題として、この問題の解決の担い手になってほしいと心から願っています。
百聞は一見にしかず、この機会にお誘い合わせの上、上映会場にお集まりください。
詳細 映画「種子は大事!」&第7回日本の農業と食のシンポジウム(京都)上映会
日時 | 9月24日(月・祝) 第1部10:00-12:00 第2部13:00-18:00頃 |
---|---|
会場 | CHhom札幌、東京、名古屋、大阪、福岡各校/東京王子北とぴあ901会議室 |
参加費 | 一般 4,000円、会員3,000円(一部、二部通し 二部のみ参加も同じ金額となります) |
日時 | 10月21日(月・祝)第1部10:00-12:00 第2部13:00-18:00頃 |
---|---|
会場 | CHhom札幌、東京、名古屋、大阪、福岡各校 |
参加費 | 一般 4,000円、会員3,000円(一部、二部通し 二部のみ参加も同じ金額となります) |
★タイトルにある11/29(木)の詳細情報がないです。
会員=JPHMA認定ホメオパス、JPHMAインナーチャイルドセラピスト、JPHMAファミリーホメオパス、豊受モールスペシャル会員以上のランク、日本の種子(たね)を守る会法人会員関係者
日程、会場等追加変更になる可能性あり
日本の種子(たね)を守る会 個人会員は上映会招待枠あり、問い合わせください
※沖縄、金沢など他地域でも上映会計画中
プログラム
第1部10:00-12:00
上映挨拶 由井寅子&印鑰智哉
映画本編「種子(たね) みんなのもの? それとも企業の所有物?」+日本語解説編上映
開会挨拶 印鑰 智哉 京都シンポジウム講演
参加費一律500円 ※第2部参加者は無料
第2部 13:00-18:00頃
現時点で上映承諾のとれた講演者のみの上映となりました。ご了承ください。
『開会挨拶』 由井寅子
『自然型農業から日本の農業復興への挑戦』
豊受スタッフリレートーク由井寅子~米丸昼久~吉田誠~小林且幸~吉野艶子~宮田将吾