農民こそ大きな愛ある人間である。
いかなる命も大切にすることができる。
農民は、地球を癒し、動物、虫、
そして人々を癒す植物を生産するという責任を担っている。
愛の心で土をいたわり、植物に畏敬の年を持って育て、
感謝の心をもって作物を収穫する。
農場を周囲の環境と同化する。
農場には命があり、健やかで生き生きとした土壌作りが。
人間を養い、元気づける。
そして、人間成長の助けとなる食物を生産する。
それには、できるかぎり自然型農業にすること。
そして、自然から教わり、自然を友として働こう。
農民は、人間の命の源となる植物を作っている。
大事な責任を担っている。
土壌に流れ込む命の元、それは宇宙エネルギー。
それを農場に命を引き入れるために
土を自然に還さねばならない。
目に見えない微生物たちに助けられて、
今日こうして収穫できる事に感謝しつつ、
土にひざまついて、自然にひれ伏すように、腰を曲げ、草をとる。
毎日かわらず汗を流し、ふと気が付くと、
西の空には太陽が沈みかけている。
あー、今日も重労働だった。
我ら農民はくる日もくる日も、こうして土にまみれ、働くのだ。
だけど、我ら農民は、自然に生きることを知っている。
自然と共に、自然を友とし生きる、
我ら農民は、どんなことをしても、
人間は自然にはかなわないんだ
ということを知っている。
大いなる自然に、降参!
大いなる自然に、弥栄!
農業生産法人日本豊受自然農株式会社 代表・農民
由井寅子