『食・心・命を繋ぐ自然農』をテーマに由井代表がさいたま市で講演

埼玉で自然農コメ作りに取り組むNPO法人見沼の里の招きで講演、100名以上の参加で盛会、感動的な講演となりました。アンケートも公開しています。

当日の講演動画はとようけTVからご覧になれます

6/15講演「日本の窮地を救ってきた農業と食の大切さについて」(由井寅子)もセットでご覧ください

目次

講演開催の経緯

5月初旬、『当方は、さいたま市の見沼田圃にて、米作りを中心に無農薬での農業を行うNPO団体です。我々は、食の安全、見沼田圃の自然との共生、護持並びに次世代に生業として米作りを引き継ぐ母体を作ることを目的として日々活動しております。そうした中、由井寅子代表のユーチューブでの言論活動に接して、共鳴することが多々あり、是非とも、講演会という形で生の声をお聞き出来ないかと思い、ご連絡をさせていただいた次第です。』と見沼の里 水野代表理事より、この様なご連絡を頂きました。自然農を営む農家が増える事で日本はもっともっと元気を取り戻していけるはず、と、日本における自然農復興を切に願う代表は、感謝とともに、このお申し出を受け、この特別講演会が、6月23日、遂に実現しました!

冒頭挨拶 NPO見沼の里のご活動について(水野代表理事)

冒頭部では、水野代表理事より、日本の農業の現状、米農家の実態を踏まえ、見沼の里のご活動についてのプレゼンテーションがありました。日本の農業人口約116万人(全人口の約1%)平均年齢69歳、農業従事者の7割以上が65歳の高齢者、農業従事者の平均引退年齢74歳。新規就農者数3万人に対し、離農者数は約6万人。2030年の農業人口は、約74万人となる予測。つまり、日本の食糧を支える農業従事者の数は激減してしまう危機にいる!米農家の実態としては、米の卸価格が経費よりも低い、という赤字経営。水野氏は、この問題を解決すべく見沼田んぼを『都市近郊型有機稲作モデル地区』として再生・護持を目指しているとの事でした。そして、見沼田んぼをブランド化し、経済的に持続可能な農業を実現する為のプランを紹介されていました。

特別講演 『食・心・命を繋ぐ自然農』(日本豊受自然農代表 由井寅子)

その後、由井代表の講演 『食・心・命を繋ぐ自然農』 が始まりました。この講演開始前、会場近くの武蔵一宮 氷川神社を参拝されたエピソードから講演が始まりました。氷川神社のご祭神は、須佐之男命(スサノオノミコト)、稲田姫命(イナタヒメ)、大己貴命(オオナムチのミコト)ですが、最初からこの三柱を祀っていたのではないそうです。境内摂社には、門客人(まろうど)神社があります。門客人というのは、一説によると「客人の神」だったのが元の「地主神(ぢぬしのかみ)」と「主客転倒したもの」と言われているそうです。そして、元々の「地主神様」は、「アラハバキ(荒脛巾)神様」と言われているそうです。代表が氷川神社を参拝すると、素晴らしいプラナが代表に「ぷっ」と入ってきたように感じたそうです。見沼の里様からご招待頂いた事で、氷川神社の神様達とご縁をもてた事に対し、代表は感謝の気持ちを伝えていました。その後、豊受が実践する自然農について要点をおさえながら説明していきました。豊受が実践する自然農とは『作物達のお世話をする農業』。子供のように慈しみ育てる。有機農業といってもF1の種でやっている農家もいますが、豊受は、『種こそが大切』と考え、こだわります。種の劣化。種が自然でないと大元が崩れてしまいます。

『作物の種は、人間と作物の長い長い年月をかけての関係によってつくられたかけがえのない宝』

農業で一番大切なものは『信仰心』。作物達の成長のお手伝いをするのが農業。農業を行うという事は、人の命の大元を作っているという事。神聖なる仕事をさせて頂いている。ご神仏様への作務(さむ)である。崇拝されたものが崇高になる。巨石をみて、『この岩はただものではない』と祀るようになったから、巨石信仰ができた。人間の信仰によって神が生まれた。畑も田んぼも崇拝したら崇高なものになる。崇高になれば、今度は、その神々が人間を導いてくれる。この連鎖を、私達は忘れてしまった。人間から感謝を送らないと作物の進化が止まってしまう。人間の信仰の進化も止まってしまう。信仰というと、GHQに洗脳されてしまった人は、忌み嫌いますが、『信仰心とは、生かされている理を知り、感謝と敬意をもって生きる心の事。私達は生きているのではなく、生かされている。これをどこまで実感できるか。感謝と尊敬の心を持てるか。それが信仰心。幸せの素。』自然農をやるのなら、先ずは信仰心を取り戻す事。信仰心の次に大事な事は、心作り、土づくり。人間の感情を作物や土壌に付着させない事が大切。土壌が腐っているという事は、あなたの心が腐っているのです。土壌はあなたの心の反映。……代表は、自然農を実践するのに根幹となる教えを説きました。

そして、豊受の基本ポリシーを紹介しました。

最後に、参加者から寄せられた質問に対する由井代表の回答・見解を述べました。とても沢山の質問が寄せられており、皆様の健康で安全な食に対する意識の高さが伺えました。由井代表が、農業を始めようと思い、伊勢神宮外宮を参拝し、食の神様である豊受大神様へお名前を使わせて頂いて良いか尋ねた時、『使っても良いが、安心安全なものを作る事。』という約束を交わされた、申しておりました。『人々の健康と幸せのために作らせて頂く、という奉仕の精神』をモットーに、日本豊受自然農は、由井寅子代表先導の下、日々活動させて頂いております!皆様、自然農を始めましょう!自分で農業は出来なくても、自然農で作られた作物を選び、食する事でも自然農仲間の一員です!そして、未来の日本に農家がいない、米は海外に頼っている、なんて事態にならないよう、日本を守っていきましょう!視聴おすすめの大事なイベントとして「第16回 日本の農業と食を考えるシンポジウム」でも大切な事をお話ししておりますので、是非ご視聴下さい。

水野代表理事からの御礼の言葉

本日はありがとう御座いました。お陰様で大変勉強になりました。特に稲は神様であり、お米を感謝をしていただくことの有難みを思い知った次第です。農業は単に仕事として捉えがちですが、この神聖な取り組みに関われる喜びを味わいつつ、見沼田圃での稲作を生業として、次世代に紡いで行けるよう、今後とも精進して参りたいと思います。

参加者アンケート

●お金に頼らない生き方のお話、農業に対する考えなど、真のコミュニティー作りなどのお話は大変にありがたいお話でした。やさい作りは自分の心が表れる霊性が表れるとは自分の鏡である。日本人は神様と感謝する心をあらためて、意識し、毎日を送る。
●自然農とコミュニティーを町々で作ることに貢献したい。
●医・食・住と農業のことを改めて気にかけることが出来ました。視点が変わりました。
●農業従事者の方々も多くご参加されていて、関心の深さを感じました。とらこ先生の「霊性農業」を実際に実現できると証明している豊受自然農の取り組みがギュッと詰まった素晴らしいご講演でした。終始、聴き入り細胞から喜んでいるように心・身体・魂が活性化したのを感じます。とらこ先生のご講演と「霊性農業」の学校が世に必要といわれていると実感しています。
●見沼に10年位住み、見沼の地とのご縁で自然農やホメオパシーを知りました。この地の持つエネルギーの高さを再認識しました。農の事のみならず、コミュニティーづくりの考え方などに触れてすばらしいです。イメージも湧き、自分にできることを考えて行きたいと思います。ありがとうございました。
●本日は、貴重ですばらしい講演会をありがとうございました。農業はできませんが、応援させて頂きたく参加いたしました。できることはきっと微力だと思いますが、機会があったら援農させて頂けたら幸いです。本日も農業、食に関して考える時間を与えていただき、ありがとうございました。
●いつもの豊受会員向けでなく、一般向けのセミナーでしたが、霊性について、霊的見解、豊受自然農の哲学、レメディーや御古菌を使った豊受式ホメオパシー農法について、これだけのことをお話されたことが、画期的な記念すべき講演で、このような豊受自然農の真髄が多くの方に伝わっていく大きなきっかけになるのではないかととても感動しました。これからに期待したいと思いました。
●昨年インチャ11期で学ばさせていただきました。とらこ先生が農業に真剣に取り組んでいる姿に感銘し、自然農をやっている場所がないか探したところ、自転車で10分もかからないところにあって、現在、取り組んでいます。1年半ほどになります。今は、生態系を守る手伝いにもなると思い、参加させて頂いています。(川よりの見沼です)今回、とらこ先生のお話が聞けてとても幸せでした。
●メモを取り切れないほど、大事なお話を聞かせていただきました。実践できるように更に学びを深めていきたいと思います。いつもありがとうございます。
●見沼田んぼの実践のお話と豊受自然農の実践のお話が何か自分の中で主体的なつながりと広がりをイメージさせるような感覚にひたりました。とらこ先生のお話は広く深く、うなずくものばかり。自分も何ができるか考え、まず一歩を踏み出すことをしていこうと勇気を頂きました。見沼の皆様、豊受の皆様本当にありがとうございました。
●本は読んでいましたが、由井先生と実際にお会いしてお話が聞けてよかったです。
●本当に貴重なお話を聞くことがきてとても良かったです。心が大事とのお話がとても響いて、これから気をつけて生活していきたいと思いました。
●今日参加できてとても良かったです。とらこ先生のお話にはすごく感動しました。ありがとうございました。これからの生き方が少しでも良いほうに変えていけるように意識して、自分にできることをしていきます。
●6/15のシンポジウムと今回で、食についてとても考える機会となりました。畑を少しほぼ自然でつくっています。少しずつ、自分の為、日本の為に考えて、実践していきたいと思いました。色々なことを聞くことが出来て良い機会でした。
●改めて食は命を実感することが出来ました。祖父が言っていた❝お米は88手間をかけているから一粒まで大切に食べなさい❞という言葉を思い出しました。よいお話を伺うことができました。ありがとうございました。
●自分自身と向き合う時間になりました。最近は早い、簡単、便利ばかりに目がいっていたと気づきました。気持ちが落ち込みぎみだったのは、食だったな~と思いました。家で畑をしようと何度も試みても、うまくいかないのは心だったんだとわかりました。それがわかったので、気持ちを改めてまたチャレンジしようと思います。
●とらこさんに質問したかった。

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