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本日は洞爺花摘みツアーの2日目が開催されました。
朝方、洞爺農場では激しい雨が降りましたが、開始時間には時折小雨が降る程度になりまして、まずは、とらこ先生の先導のもと、昨日まわれなかった農場のあちこちをまわりました。
アーニカやハイドラスティスのような、なかなか日本でお目にかかれないレメディーの原料植物や、クズ、エゾノキツネアザミなど、日本の薬草についても説明がありました。 昆虫忌避効果のあるハーブを用いた、虫除けスプレーもその場で作り、皆さんに使用していただきました。
また、この日も実習に備えて、ハーブコーディアルやハーブ味噌、ハーブソルトなどの材料を、とらこ先生と米丸先生の説明を受けながら収穫しました。
勉強だけでなくお楽しみもたくさん。
皆さんで美しい洞爺湖をバックに、何度もとらこ先生と写真をとり、子供たちは、その間、洞爺農園の敷地を流れる川で楽しく水遊びをして過ごすなど、あいにくの天気ながらも、洞爺農園での充実した時間を過ごしていただきました。
皆さんセミナーハウスに戻ると、とらこ先生がすいかを用意。
川の水でよく冷えたすいかを、とらこ先生が自ら包丁でカットしてくれました。のどが渇いたところに美味しいすいかが食べられるということで、大人も子供も喜んで、何切れも食べる方もいらっしゃいました。
セミナーハウス内では、まず洞爺で試作したコーディアルの試飲を。
オレンジジェムマリーゴールドやホーリーバジルなどのハーブ系とヤマブドウのようなフルーツ系で、その味わいの違いを感じ、これから実習で作る自分のコーディアルの味をイメージしてもらいました。
ハーブ単品で作る人もいれば、ブレンドで作る人もいて、それぞれオリジナルのコーディアルを作っていただきました。
また、前日に収穫したカシスのジャムもビン詰めしたものを用意。
同じく前日に製造したマシュマロと一緒に皆さんに配り、ジャムはお土産としてお持ち帰りいただきました。
草木染めは、手ぬぐいに輪ゴムを縛り、思い思いの模様をつけられるようにして、昨日用意した染め液と媒染液に漬けこみました。
今回用意した染め液の2種類のうち、エレキャンペーンはあまり染まりませんでした。 バプティジアは緑色によく染まり、オリジナルの手ぬぐいが完成しました。
今日のお昼は、豊受の食材を用いた炊き込みご飯。
美味しそうな食事を見て、子供たちも山盛りを要望し、おかわりをする人もたくさんいらっしゃいました。
ハーブ味噌、ハーブソルト作りは、みなさんたくさんのハーブを収穫してきており、どんな組み合わせにするかを考えながら、収穫したハーブを小さなすりこぎで細かくして、それぞれの基材と混ぜ合わせていきました。
最後に、前日収穫して乾燥させたハーブや花冠を受け取り、マイクロバスに、あるいはそれぞれの車に乗り込んで、洞爺農園を後にしました。
今回の2日間はあいにくの天気となりましたが、その分、いくつかの屋内実習をおこなったり、とらこ先生への質問時間があったりということで、今までにない形のものとなりました。
洞爺の自然と、自然が生み出すハーブの力。
それを現地で、実物を見て、触れて、香りをかいで五感で体験。
ハーブを生活にとりいれて活用する方法を学び、そして何よりも、とらこ先生と有意義な時間を共有する、今回しか体験できない内容も数多くあった、今年の花摘みツアーでした。
皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。