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曇りがちでそれほど気温が上がらない過ごしやすい一日、毎年この時期の恒例イベントとなりました、とらこ先生と行く函南自然農園花摘みツアーが、今年も開催されました。今回は関東から関西にかけて、90名近い方々が集まり、にぎやかな雰囲気のツアーとなりました。
JR函南駅からマイクロバスに乗り、日本豊受自然農の農園にまずは祝詞ではじまり、子供たちによる宝探しがおこなわれました。今日のお宝は、がけの藪に置かれた「ほめ発酵玉」。意外なお宝の発見に子供たちは喜んでいました。そのまわりには野生のキイチゴの実がなっていて、子供たちみんなで食べました。
農場では、ニンニクの芽(花茎)の収穫体験が行われました。まだ柔らかいところを手折って若取りしていきます。やりはじめると、皆さんだんだん上手になっていき、あっという間に取っていきます。あたりにはニンニクの香りが漂い、それだけで内から気があふれてくる感じがしました。
その後、カレンデュラ畑へ移動して花摘み。ただし、今年は成長が遅く、昨年のように見事には咲いておりませんでしたが、それぞれお気に入りの花を探して、1本ずつ摘んで記念撮影をしました。その脇では、種採り用のダイコンが満開で、数多くのモンシロチョウが舞っていました。子供たちがはしゃいでチョウを追う姿は、かわいらしさにあふれる光景で、見守るご家族も童心にかえる思いがしたのではないでしょうか。
続いて、お茶摘み、野菜の収穫、そしてハーブの収穫が、畑を移動しつつおこなわれました。野菜はダイコンを間引き。その他、コマツナ、カブ、ルッコラを、欲しい分だけ収穫。ハーブ畑ではカモミラやタイムが満開で、ミュルフォリュームもだいぶ花が咲いていました。ふだん多くの方がハーブやマザーチンクチャーとして加工されたものを使っていますが、実物に触れ、花を見て、香りをかぐことで、みなさま植物の気を実感されたことでしょう。
その後、日本豊受自然農のマスコット、牛の花子に会いに行き、一行は後半の会場となる熱海へ移動。農業体験で体を動かしてお腹がすいたところで食べる、豊受の食材を用いたランチは本当に美味しく、元気がよみがえる思いがするランチでした。
熱海ではハーブガーデンで植物観察。レメディーの材料となっているバレリアナやルータなどのほか、ミントやラベンダーなどのハーブが花を咲かせていました。
講演は日本豊受自然農の工藤先生の講義から。豊受で実践しているホメオパシー自然農とはどのようなものか、日常の作業を写真を交えながらお話いただきました。続いての、とらこ先生の講演では、とらこ先生が開発したホメオパシーを応用した農業用チンクチャーの紹介や、食害対策でホメオパシーのレメディーが驚くべき効果をあげている話、土や種が大事であること、特に自家採種が重要である理由、そして健康を維持促進する「上薬」としての野菜の話など、ホメオパシー自然農の大切さを、多岐にわたるテーマで語っていただきました。
講演後、ホメオパシーのレメディー製造施設を見学した後、外でバーベキューがおこなわれました。こちらも豊受の食材を用いたもので、皆様でおいしくいただきました。このように、自然農の食材を使用した料理を、みなで一緒にいただくのは、まさに「未来の食卓」のように感じられました。途中、先日還暦をむかえた、とらこ先生の誕生日を子供たちがお祝いする一幕もあり、楽しく充実した一日が終わり、みなさま帰途につきました。
とらこ先生の今後のスケジュールですが、週末からいよいよ、とらこ先生60年の人生を集約した還暦記念講演ツアーが開催されます。
6/1札幌、6/2福岡、6/8大阪、6/9名古屋と続きます。
とらこ先生のメッセージも掲載しています。ぜひご参加下さいませ!